redmine.tokyoの第10回勉強会へ行ってきた
redmine.tokyoの第10回勉強会へ行ってきたので、その際のメモを載せておきます。 聞き間違えや誤植があるかもです。。
View customize plugin、Pivot Tableは試してみたいです。
みんなでRedmineをより良くしよう
@g_maeda さん
Redmineと貢献
- 貢献のチャンス
- 前から気になってるバグがある
- 追加して欲しい機能がある
- など
- 貢献のチャンス
貢献の例
- バグをツイートする
- 誰かが動いてくれる
- 情報を出すことが重要
- チケットでバグを報告する
- 関係者が問題や要求をお認識できる
- 再現手順が記載されていると対応しやすい
- チケット作成は重要な貢献
- パッチを投稿する
- チケットにコメントする
- 賛同
- 変更に対する懸念
- 提案者のモチベーションにつながらう
- パッチの評価・動作確認
- 情報発信(ブログ、Qiitaなど)
- プラグインやテーマの開発
- バグをツイートする
パッチなどの取り込み方針としては、リグレッションは積極的に行っているとのこと。
パッチは大歓迎だが、テストコードもできれば一緒にあげてもらいたい、とのこと。
前田さんがやっていること
- Redmine.JPの運営
- パッチの送付
- 日本語訳、小さな改善のパッチ
- お客様が踏んだバグの修正
貢献することによるメリット
Redmineのコミッタ
- 4人(現状、実際にコミットしているのは2人。内、日本人1人)
- 意外と手薄w
こういう人が増えるとうれしい
- パッチ、テスト、コメントを書く人
公式サイトでの動き方
QA
- チケット書くとき、英語に自信がない場合は日本語も書いてよいか?
- 日本人が英語苦手ということはみんな知っているのでいらないw
- ついーとの内容がチケットにされた件数は?
- ここ数ヶ月で数チケット
- チケット書くとき、英語に自信がない場合は日本語も書いてよいか?
Redmine最新動向〜3.3の変更点について〜
@naitohさん さん
主な変更点(気になったもの)
- admin初期パスワードが強制される
Attachment
- 添付ファイルは今までダウンロードのみだったがプレビューできるリンクが追加される
- Email notifications
- チケット登録のメール返信時、To, Ccのメールアドレスをウォッチャーに追加
- Issues
- チケット一覧を右クリックしたときのサブメニューにウォッチャーを追加
- UI
- 新規チケット作成時は、タブではなく、ボタンからとなる。
- 管理>設定>表示から、タブ表示の復活が可能
- 新規チケット作成時は、タブではなく、ボタンからとなる。
View customize pluginを使いこなす
@onozaty さん
- Redmineの画面をカスタマイズするためのPlugin
Javascript CSSを埋め込むためのPlugin
できること
- プロジェクトごとにヘッダの色を変える
- 注意点
- 画面上でできることに限られる
プラグインはインストールしただけでは何も変わらない
- 管理 > View customizeから設定する
View customizeを触る上でキーとなる技術
- JS or CSSで設定するので、それらの知識が必要
-
- クロスブラウザの違いを吸収
- CSSセレクタ
ソフトウェアメトリクス概要〜メトリクスがいようとよく使われるメトリクス〜
@yohwada さん
メトリクス分類表 IPA/SEC Report
- ダウンロードできる?
ソフトウェアメトリクスとは
- 活動を定量化し
- 定量化したデータを管理(マネジメント)に使えるように加工した指標
余談:管理とマネジメント
- 管理:維持・籐製(上から下への統制)
- マネジメント:組織や団体、人が存続・発展するためのすべての活動。成果を出せるような環境を作り出す。
- マネジメントには"管理"という意味合いのほか、あらゆる意味を含んでいる。
メトリクスに関わる企画
- JIS、ISO、IEC
- JIS X 0141 : 2009
- JIS X 0160 : 2012
- などなど
- JIS、ISO、IEC
メトリクスの目的
- いいものを効率的に、低コストで、楽に作りたい
- 「測定できないものは制御できない」(Tom Demarco)
メトリクス・タイプ
- 数値 Number
- ソースコード行数、ファンクションポイント数、バグ数
- 属性 Attribute
- 計測対象の特性
- XX度、XX性
- モデル Model
- 理論やデータに基づくもの
- ソフトウェア信頼度成長モデル、など
- 尺度 Scale
- 対象を分類するための枠組み
- 比例尺度:数値の差とともに数値の比にも意味がある
- 身長、体重、金額
- 間隔尺度
- 数値の差のみに意味がある
- 摂氏温度、速度、バグ数
- 順序尺度
- 値の大小関係だけに意味がある
- 階級(ヘビー、ウェルター、ライト)、故障の重要度(軽微、普通、重要)
- それぞれに1・2・3などの数値を対応させる
- 名義尺度
- 観察される変数と数値を対応させる
- 分類として記号の意味を持つ
- 血液型、発生工程にもとづくバグ分類、故障重大度の5段階評価基準
- 血液型O, A, B, ABに、0・1・2・3などを対応させたもの
- 数値 Number
メトリクスの分類の違いにより、分析方法を変えることが重要
メトリクスの分類
メトリクス管理サイクル
- PDCA(計画、実施、対策、診断)
- 期待効果
- 可視化
- 作業や数字を見えるようにする
- 予測
- 見えるようになると予測できるようになる
- 計画
- 過去の実績及び予測に基づいた計画を立案できる
- 改善対象の特定
- 可視化
メトリクス(分析)の種類
- リアルタイムメトリクス
- ある時点で得られるメトリクスから、計算で得られるデータを分析する
- ヒストリカルメトリクス
- 時系列にメトリクスを蓄積し、推移を分析する
- 予測メトリクス
- 上記2つから予測するもの
- リアルタイムメトリクス
よく使われるメトリクス(分析)
- 後日、公開されるスライドにて
メトリクス管理の留意点
- 目的と整合性の撮れたメトリクスを用いること
- データ提供する側にたいして、情報を公開すること
- メトリクス情報は、測定したい概念のいち部分であることを意識する
- メトリクスは手段であって目的でない
- 集めることを目的としない
- 標準化することが目的ではない
- メトリクスを人の評価に使ってはいけない
- 正しい情報が取得できなくなる
- 目的と整合性の撮れたメトリクスを用いること
Redmineでメトリクスを見える化する方法
@mattani さん
Perlでデータ取得用のスクリプトを作成 →REST APIでデータ取得(テキスト) →Gnuplotでグラフを描画 →Wikiへ貼り付け
以上をJenkinsでCI
工数把握のすすめ〜WorkTimeプラグインの使い方〜
@tkusukawa さん
工数を取得する目的
- 原価管理
- 見積もり精度の向上
共通テーマ:成果の最大化
- 躊躇せずに手を動かせるようにすること
- 躊躇してしまう仕事?
- 無駄に感じること
- リーダとメンバで、費用対効果の認識にギャップがあること
メンバの手間は報われるようにしたい
- 手間の見える化
- 想定外の工数(認識ギャップ)には手を打つべき
- 工数(業務)の責任をリーダが負えるようにする
No Ticket, No Work
- すべての業務について必ずチケットがあり、状況共有できるようにする
- 内部監査や籐製という大義名分で導入することも
運用について
- 工数集計専用のPJとチケットを作成する
参加者アンケート
グループディスカッション
LT: ある向上のRedmine画面カスタマイズ
@netazone さん
- View Costumize Plugin
- 説明の枠の幅を変更
- 更新して欲しい項目の背景色を黄色にする、など
- カスタムフィールドにPJごとのデフォルト値設定
LT: Redmineカスタムフィールド表示改善
@y503unavailable さん
- カスタムフィールドのセクション区切りを変更できる
- ソースファイル、CSSを編集する